整体１～マッサージとの違い

最近、整体屋さん、マッサージ屋さん増えたね～とよく聞きますが、では整体とマッサージの違いってわかりますか？

今の使われ方は、ほとんど違いはありません。あえて言うなら、整体は矯正を含む事が多いことです。整体と使っている所でも矯正をしないところもあります。筋肉をもみほぐしていれば筋肉の調整になるので、身体を整える事にはなります。ではマッサージも、もみほぐすのだから、整体になるんじゃないか！？となります。

そうなんです、日本人お得意の言葉の曖昧化です。１５年前くらいまではしっかりと意味があり、区分けされていました。

本来は、マッサージという言葉、行為は国家資格、❝あんま・マッサージ・指圧師❞の特権で今も、法律で決められています。

一昔は、マッサージと言う言葉、行為を国家資格者以外の者がすると違法行為になり、法律に触れるので、❝整体❞と言う言葉を使い始めたのです。

そして、バブルが崩壊した後、長引く不況の中、安定志向や健康志向という概念が浸透していく中で、リラクゼーションという業界が著しく成長してきました。民間資格者、数か月の研修で現場に出るお店が続々と増えていき、チェーン店が登場していく中で、❝マッサージ❞の聖域は破られ、平気で使われるようになりました。

ここで国、区は本当なら取り締まらなくてはいけなかったのですが、不況下でせっかく成長している業界を潰すことはできないという事で黙認しました。その結果、マッサージは国家資格者が治療行為として行うはずが、今や、❝マッサージ❞はリラクゼーション系で慰安行為のイメージで、❝整体❞は治療院系で治療行為のイメージと逆になってしまいました。

一部の民間資格の整体を行う方は資格に頼らず、技術を磨き素晴らしい方もいるので一概には言えませんが・・・

また、グーグルなどで検索をかける時も、『用賀　整体』　などとマッサージより、メジャーになりました。

国家資格者が良くて、それ以外が良くないとはけっしてそうではありませんが、民間資格の整体屋さんにはかなり技術や知識にバラつきがありますが、国家資格を得るには一定の水準

をクリアーしていることは確かです。

まあ、国家資格だろうと、民間資格であろうと、患者さんと触れてからが本当の勉強の始まりです。