鍼灸治療は、どんな症状に適用するの?~WHO(世界保健機関)認定の症状~
WHOはご存知ですか?World Health Organization 世界保健機関の事です。
人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関です。本部はスイスにあります。
人種や宗教、政治信条、経済的、社会的条件、先進国、後進国、などにかかわらず、世界中すべての人々が等しく、ウィルスや細菌などに怯えず、平和で安全で健康的に暮らせるように政府や、国家、また国家間で協力しあい、対策を取っていこうという意図で作られました。
『健康とは、完全な肉体的、精神的及び社会福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない』と定義しています。
現在は200国ほどが加盟しています。
そんなWHOが鍼灸治療の有効性を認めたのが次のような症状です。
◎ 関節炎 (五十肩・腱鞘炎・リウマチ・頸肩腕症候群・頸椎捻挫の後遺症・腰痛・骨折、捻挫、打撲、むちうちの後遺症)
◎ 消化器系疾患 (便秘・下痢・胃炎・胃下垂・胃酸過多・消化不良・胃十二指腸潰瘍・肝炎・胆嚢炎・肝機能障害)
◎ 眼科疾患 (疲れ目・眼精疲労・仮性近視・結膜炎・かすみ目・ものもらい)
◎ 耳鼻科疾患 (耳鳴り・難聴・メニエール病・鼻炎・扁桃炎・咽頭炎・中耳炎・ちくのう)
◎ 神経系疾患 (頭痛・不眠・神経痛・痙攣・ノイローゼ・ヒステリー・自律神経失調症・めまい・神経麻痺)
◎ 泌尿器科疾患 (腎炎・膀胱炎・尿道炎・前立腺肥大・性機能障害・陰萎)
◎ 婦人科系疾患 (生理痛・冷え性・更年期障害・月経不順・不妊・乳腺炎・白帯下)
◎ 小児科疾患 (虚弱体質の改善・不眠・夜泣き・かんむし・消化不良・偏食・食欲不振・小児喘息・アレルギー性湿疹)
◎ 代謝系疾患 (痛風・糖尿病・貧血・脚気・バセドー病)
◎ 循環器系疾患 (高血圧・低血圧・動悸息切れ・動脈硬化・心臓神経症)
◎ 呼吸器系疾患 (風邪・風邪予防・気管支炎・喘息)
一鍼灸師から見ると、ハードルの高いものや、確かに現代医療と組み合わせるといい結果がでるものや、まだ他にもたくさん鍼灸治療を応用すれば、いい影響を与える症状もあると感じました。
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