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何故、現代日本の❝不寛容社会❞は進んでいるのか!?用賀HARU治療院の鍼灸師が考える
2016.06.22
近年、日本は不寛容社会が加速されていると言われています。
では、なぜ❝不寛容社会❞が助長されているのでしょうか!?
よく言われるのが、ネットの発達、ツイッターなどの登場によると言われています。
しかし、ネットが悪いのではなく、もともと、日本人、もしくは、人間には❝不寛容さ❞は、あるのです。
宗教の対立、肌の問題、などが地球規模の問題ですね。
ネットやツイッターが、人間にある、また日本人に眠る❝不寛容さ❞をより加速させる可能性が強いのです。
不寛容社会を助長させているいくつかの要因を上げてみます。
◎ ネット、ツイッターによる匿名性によるクレームにより、メディアを始め、その他の機関が萎縮している
テレビの規制問題など
◎ 1億総中流が崩壊し始め、格差社会が生まれ、そのどうにもならない感情をぶつけるツールに、ツイッターなどで炎上させる
オリンピックのエンブレム問題や不倫問題などで、ツイッター炎上
◎ 日本人の特性の、右へならえ、その方向性に傾くと極端につっぱしる傾向にある
都知事問題で、だんだん感情的になっていく人が多くなり、辞めるまで、いじめのような状態に
◎ 個性、プライベートを尊重する考えが隆盛
保育園の騒音問題 電車などのベビーカー問題など
◎ ネット、ツイッター登場により、匿名性を保ちつつ誰でも❝批評家❞になれる
ネットで世界が広がっている面がある反面、世界を縮めている側面があるのも事実です。
例えば、以前は面と向かって議論すると、同じ考えだけじゃなく、違いや反対意見に遭遇したりして、ストレスを感じたりしながらも、新たな考えに気づいたりもありましたが、ネットの世界では、面と向かう者も、司会者もいないので、違ったり気に入らなかったりすると、簡単にブロックできてしまうので、ただ言いたい事だけを言う世界、自分と同じじゃないもの、嫌いなものを排除しようとする狭い世界になりがちなのです。
特に、日本人は、島国で、江戸時代の影響をまだまだ受けているので、なるべく異質なものは避けたい、同調する傾向にあります。
身分制度はありましたが、実にうまくできていたと思います。
❝士農工商❞ 位が高い方がお金、金銭に恵まれてないのです。
お金持ちの商人が一番下になっているのです!
私の想像ですが、なるべく不平不満を一方的に、抱かせないようにできていて、比較的自然に❝お互い様❞と言う感覚を持ちやすかったのではないでしょうか!?
戦後は、やればやっただけ成果の出た、1億総中流の時代。
それが、現在ではどうでしょうか!?
女性が社会に入り、社会構造が変化し、より複雑化し、経済が低成長時代になり、長引く不況になりました。
ほとんどの物が、❝余剰❞の時代。
終身雇用が崩れ、幻想だった、みな平等が、建前からもなくなり、あからさまな格差社会に突入しました。
メディアに踊らされている我々も良くないですが、お金持ち至上主義となってしまいました。
現在は、メディアなどの影響により、心の中では、こんな感じですかね
❝才商サ派❞
才 才能があって活躍している有名人で、稼いでいる人達(セレブ枠)
商 ビジネスで稼いでいる人達
サ サラリーマン
派 派遣社員 アルバイト
どんな仕事でも価値がある、となかなか思いずらい社会になりつつあると思います。
そんな中で、上手くいってない人達の、はけ口の一つとなっているのがネットの投稿でしょうか。
もしくは、私も我慢しているのだから、おまえも我慢しろ!それは許せない!と声をあげているのでしょうね。
もちろん、個人が主張したりできる場を持ったのは、とてもいい事だと思います!
悪いことを正すことには、とても有効だと思います。
ただ、脳科学者の中野先生が言っていたのは、「残念ながら、人間は不寛容な生き物で、承認欲求を満たすと、ドーパミンが出るので、どんどんエスカレートしがちだということを前提とした方がいい」と言っています。
日本が、だんだん窮屈になりつつあると感じているのは、私だけでしょうか・・・
発言する時だけ、窓をあけるのではなく、もう少し開けっ放しにして、受け入れる、❝余裕さ❞を個人個人が、また日本が目指していくべきだと思います。
また、効率さや、スピードや、利便性だけを重視するのでなく、古来の日本人の❝間❞を、今一度思い出すのもいいのではないかと思いました。
日本には❝出る杭は打たれる❞と言う諺があり、少し目立つと、異分子扱いで、攻撃される・・・めげるなっ!
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