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用賀HARU治療院の鍼灸師が観た映画～永遠の門・ゴッホの見た未来～

2020.05.19

ひまわりがたくさん

２０１９年１１月下旬、ゴッホの映画「永遠の門・ゴッホの見た未来」を見て、その後すぐに上野美術館に行き、❝ゴッホ展❞を観ました。

上野駅に着くと、上野駅はゴッホを歓迎していました。

ゴッホの有名作である❝ひまわり❞がたくさん飾ってありました。

午前中の回に、御徒町にあるＴＯＨＯシネマズで映画、「永遠の門」を観に行きました。

御徒町ＴＯＨＯシネマズは、上野パルコヤの７階に位置しています。

６階までが上野パルコヤですが、厳選されたお店が入っていて、どのお店もお洒落な感じでした。

今度、じっくりいってみたいと思いました。

さて、映画の内容は・・・

私はそこまでゴッホに詳しくないし、それほど作品を生で観た事はありませんし、ゴッホ映画・ドラマなどにも触れてこなかったので、断言はできませんが、この映画は極力ゴッホ自身の視点に立っている映画だと思いました。

ゴッホの一般のイメージは、生前評価されず、貧しく、友達も去ってしまい、寂しく、孤高の天才といったものですが、けっしてそれだけではなかったのではと思わせる映画でした。

本当に惨めだけなら、こんなに色彩豊かな、自然の喜びに満ちた一瞬を、❝永遠❞にした絵を描けなかったのでは！？

そんなふうに私は思いました。

草木の匂い、草木が奏でる音、ゴッホが自然に身を委ねているシーン、便利な都会で、人に揉まれて生活している私達が忘れてしまっている大事な感覚を見ました。

その瞬間、ゴッホは幸せそうでした。

ゴーギャンと過ごしたひと時の生活、幸せそうでした😿

ゴッホの人生は、決して芸術の修行僧のような不幸人生だけではなかった。

少ない時間かもしれなかったけど、幸せな時間もあったと私は信じたいです。

これからもっとたくさんの❝傑作❞を生みだす才能が、ピークの時に絶命しました。

生前は、１枚しか売れなかったようです。

いつか、カフェで展覧会をしたいと、ゴッホは言っていました。

ゴッホの死は自殺とされたので、葬儀は教会で拒否されたため、下宿先のカフェで行われ、そこにゴッホの絵が飾られました。

皮肉にも死の直後、ゴッホの願いは叶いました。

その飾られたほとんどの絵は、今ではその価値、何百億円以上の世界の美術館の至宝となっています。

近年の新しい説は、自殺ではなくピストルの暴発による事故死！？だったのではないかという事です。

この映画も、この説を取っています。

最後、牧師さんに、「なぜ絵を描くのか」と問われ、

ゴッホは「未来の人に向けて描いているのだ」と言います。

これは、ゴッホ自身の言葉ではないと思います。

そんな計算高くないし、必死に感じた事を、ただそのまま描いているだけだと思います。

きっと、この言葉は監督自身の言葉だと思います。

後世の我々が、ゴッホをどう受け止めるか、問いているんだと感じました。

私は、受け止めました。

ゴッホの情熱を。

出演している俳優さん達がいいです。

ゴッホ役は永遠の悪役、ウィレム・デフォー（笑）

ストリート・オブ・ファイヤーで鮮烈な悪役、プラトーンでは置き去りにされてしまう軍曹、あとはだいたい恐い役（笑）ですが、今回はゴッホを繊細に演じ切りました。

ちょい役、牧師役に、北欧の至宝、マッツ・ミケルセン。

ゴーギャン役に、スターウォーズ７・８・９で活躍したパイロット・ポーの、オスカー・アイザック。

ゴッホを看取った医師に、フランス人のサスペンス映画常連、やや悪い役が多い（笑）、マチュー・アマルリックetc.

日本では２週間程度の短い映画にしては、豪華な俳優陣でした。

ゴッホが絵を描いている時のファッションが、お洒落でした。

映画を観てた後、餃子の王将で、急いでお昼を取り、その足で上野の森美術館【ゴッホ展】へ向かいました。

　<つづく>

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