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用賀ＨＡＲＵ治療院の鍼灸整体師が行った国立西洋美術館②～松方コレクション～
2019.10.08
小雨が降りしきる中、上野にある国立西洋美術館に向かいました。
入口付近に、中学生と思われる集団を発見し、混雑ぶりを心配しました。
修学旅行でしょうかね。
楽しそうで、絵の事より楽しい事、大事な事が多そうな、そんな世代ですよね。
チケットを買い、入場するとそんな混んでおらず、彼らの楽しい鑑賞タイムは、終わったようです。
いざ、松方コレクションに浸ろうとしようとすると、すぐに復元された睡蓮がありましたが、あとで観る事にしました。
一発目に、大きなモネの睡蓮がありました。
昼の睡蓮でしょうか。
音声ガイドを聞きながら、目は絵画に合わせ、奥へ奥へ進んでいきました。
それほど美術通ではないですが、にわか仕込みの知識と、原田マハ小説の受け売りと、音声ガイドで、少し絵の背景が分かり、以前美術館に来た時より楽しめるようになっていました。
松方コレクションをナチスから守るために、地方に疎開させている時に、どうしても資金が必要な時は絵を売ってもいいと言われて、泣く泣く売ったと言われるモネの船の絵も、今回のみ帰還されていたのは、静かな感動がありました。
また、ゴッホの❝アルルの寝室❞が見れたのも、大きな感動でした。
絵の背景を考えると、せつなさも浮かんできます。
ゴッホ自身も、終生手放さなかったと聞きます。
まだ絵の何たるかもまったく知らない、なんでゴッホが凄いのかも分からない２０代の頃に、何となくいいなと思って買って使っていたクリアファイルが、ゴッホの❝アルルの寝室❞でした。（コレクターとしての資質ありかっ！？（笑））
あの頃に観ないで、良かったと思いました（笑）
アルルの寝室の下に展示しているゴッホの❝ばらの絵❞、ゴッホと仲良しだったゴーギャンの❝扇のある静物❞、マネの❝自画像❞、ドガの、マネに奥さんの顔の部分をきられてしまった❝マネとマネ夫人像❞、きらびやかなルノアール、そして意外に小さかったロダンの彫刻❝考える人❞、ムンクのどこか鬼気迫る❝雪の中の労働者たち❞などなどが目立っていました。
そして、最後にAIによるデジタル復元された、モネの❝睡蓮 柳の反映❞をじっくり鑑賞しました。
私は、モネも喜んでいてくれていると思いました。
その後、西洋美術館と駅の間にあるお店のガチャガヤで、土偶グッズを手に入れました。
その近くのベンチで戦利品をカプセルから出して、勝利に酔いながら、上野駅の改札に入った時に、傘がないことに気付きました。
やっちまった！
急いでお店に戻りましたが、ありませんでした。
店員さんも分からないと言います。
失意の中、帰ろうとしたら、ベンチにちょこんと傘が乗っかっていました。
既に手にしているものには気を払わず、新しい物ばかりに目を向けることは、いかがなものですかね。
気を付けます。
最後、少しバタバタしましたが、絵画の余韻と土偶を手に、帰りました。
<完>
用賀HARU治療院納品トイレににて
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