日本の鍼と中国鍼の違い2~持ち手も長さが違います~
日本の鍼と中国鍼の違いは太さだけじゃなくて長さも違います。
この写真だと、左の二本が中国鍼です。長いですね~
そのまま直角に深く刺す事もあるようですが、水平に沿うように刺す時にも使っているようです。
狙っている所に、中国の鍼が一本でズバーと言うのに対して、日本の鍼は何本かで平行して打っていくという感じです。
また鍼の持つところ、鍼柄も長さが違います。
日本の鍼より、中国の鍼の方が鍼柄も長いです。
それは、日本の鍼の刺し方と中国の鍼の刺し方の違いからきています。
日本の鍼治療には鍼管という筒を使います。
これにより刺入時の痛みが激減したのと、細い鍼の刺入を容易にしました。
これに対して、中国の鍼の刺し方は親指と人差し指で持ち、他の三指を支点にし刺します。
細いと、刺入が困難な為、太い鍼が主流だったと考えられます。
また、民族性も影響があると考えられます。
日本人は細かい作業、仕事は得意としている傾向があります。
そして日本人の受け手も、刺し手も繊細な傾向にあり、より少ない刺激でより大きな効果を目指してきたのではないでしょうか。
現在では、中国鍼のような太さや長さの鍼にも鍼管がついている使い捨ての鍼もあります。
※HARU治療院では、02番~5番の鍼を揃えております。02番鍼、01番鍼は美顔鍼、美容鍼などで使うのは当たり前ですが、患者さんに応じて、腰痛、背部痛、肩こり、膝痛にも使います。また、ヘルニアの治療などで、場合によっては5番鍼を使用したりします。ちなみに、私は1番~3番を使用する事が多いです。
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