腰痛３９～脊柱管狭窄症の原因④腰痛の原因となる変形性脊椎症の対処法～
基本は保存療法と言って、薬や装具などを持ちいながら、変形した脊椎の周囲の筋肉をほぐすマッサージや整体、はり治療していきます。
腰痛の度合いによって薬は変わってきます。
薬の種類は、主に消炎鎮痛薬（NSAIDs非ステロイド性抗炎症薬）を服用します。
副作用としては、胃潰瘍、腎機能障害などが知られています。
また、それでも痛みが治まらない場合は、オピオイドと呼ばれる「医療用麻薬」に含まれる薬で神経自体に原因などがある場合用います。
副作用は、便秘や吐き気などが知られています。
他には、血流を良くする薬や、筋肉弛緩薬などが用いられます。
副作用としては、眠気などがあります。
痛みの度合いによってコルセットなどの装具を用います。
長く付けていると筋肉が落ちるという事はありませんが、腰の動きが悪くなったり、圧迫するので血流が悪くなりうる可能性があります。
痛みが治まって来たら、外します。
また、同時に変形した椎骨周辺で炎症が起こっているところに、消炎効果のある鍼治療などを行って回復を早める手助けをするのも効果的です。
そして、痛みが治まってきたら、腰椎の安定性を高めるように、腰を支える筋肉を鍛える運動をしましょう。
変形した腰椎は治りませんが、痛みを改善するのに効果的です。
運動は多少時間がかかりますが、鍼治療（同じく骨の形は変えられませんが）は、痛みの軽減には比較的早く、役に立ちます。
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